2024年の最初の10か月で、タイの国境を越えた貿易額は6.18%増加し、1兆5,140億バーツ(約438億6,000万米ドル)となった。
このうち、輸出額は前年比5.64%増の8,720億バーツ、輸入額は6.92%増の6,430億バーツ近く、貿易黒字は2,290億バーツを超えた。
ピチャイ・ナリプタファン商務大臣は、同国は2027年までに国境を越えた貿易を2兆バーツにするという目標を設定していると述べた。
ピチャイ氏は、中国への果物輸出の主要拠点であるメコン川沿いのチェンライのチェンセーン港など、近隣諸国への貿易の玄関口を促進するために同省がさまざまな機関や企業と協力していると述べた。
港湾局と民間部門は港湾拡張への投資の実現可能性を評価しており、外国貿易省はその進捗状況を注視している。
ピチャイ氏によると、同省はタイと近隣諸国との間の貿易活動を促進し、有利な条件を創出し続けると述べた。同省は2025年に4つの地域経済特別区と国境州で6つの見本市を開催する予定だ。
さらに同省は、タイの既存の検問所の真向かいに新たな検問所を開設する可能性についても関係機関や近隣諸国と協議したいとしている。
現在、タイの国境検問所94カ所のうち86カ所が開設されており、近隣諸国も73カ所の国境検問所を開設している。